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結局LL550GDはWin7に戻しました [ハードウェア]

LL550GDをWindowz 10にアップグレードしてから一ヶ月。
その間にも私は、思い出したようにNICが稼動しない問題をなんとかしようと足掻いていた。

やった事はIXP 460のPCI-Expressドライバを導入した事と、RTL-8168のWindowz 10用ドライバ(20150824版)を導入した事。ああ、AVASTをアンインストールもしてみたなァ。


まあ、ここまでやってギブアップ。
専門知識も無いのでグーグル先生に聞いてわからない事は無理。検索の能力もそれほど高いわけではないので、私にはここまでが限界だったようだ。


そもそもWindowz7でリソース不足という問題が起きていないのに、何故Windowz10で起きたのか。
当然私の認識できない問題が数多あるデバイスドライバーの中で起きていたのだろうが。

また、NICが動作しないという事も致命的だった。
なんでもNICのMACアドレスが違うとWindowz10のアクティベートが出来ないらしい。
実際、USBの有線LANアダプタネットワークに繋いだらアクティベートできなかった。この問題が無ければWindowz10のままでも良かったのだが。


というわけでWindowz10の入ったSSDを外して元のWindowz7の入ったHDDに交換する事でOSを戻した。Windowz10のロールバック機能はまったく信用していなかったので。

もしもう一度アップグレードに挑戦するとしたら、来年の春くらいまで待つか。
とはいえ、こんな古いPCの抱える問題が解決しているとは限らないが・・・
問題の根本が現在のシステムでも共通するものならついでに直っているかもしれないが、期待は出来ないなあ。

もうこのまま一生Windowz7のままが良いかもしれない。


M$の大本営発表 [OS]

Micro$oftが、Windowz 10が売れていると大本営発表をしている。

Windows 10の滑り出しはWindows 8に比べてはるかに良いことが判明
http://gigazine.net/news/20150827-windows-10-initial-rise/

曰く、

Windowz 8は1ヶ月で4000万台の布教に成功したが、Windowz 10は7500万台である

という事らしい。


この数字に関して、背景にある事情を勘定に入れたらどうなのだろう。

まずプラス要素としては、Windowz 10は正式リリース時にメーカー製PCがWindowz 10をプリインストールした製品を出荷していない事がある。この影響は昨今のPC売り上げから考えるとそれほど大きくはない(それどころか企業向けにはいまだにWindowz 7が入ったPCが売られている)ものの、現在Windowz 10がインストールされたPCを購入出来ないという事を考えるとけっして無視はできない要因といえる。
従ってこの影響が最大化した場合、無料アップデートと合わさって今後さらにWindowz 10の利用率はハネ上がっていく事になると思う。

次にマイナス要素だが、そもそもこの数字はWindowz 8.xに対する不満の反動があっての事だというコト。にもかかわらずこの数字というのはどうかと思う。一方で無料アップグレードが意外と順調に進んでいない事も合わせて考えると今後伸びる要素として計算出来るかもしれないが、同時にWindowz 10が既存のWindowzと比べてどうなのかという比較の猶予を与える事にもなるので差し引きゼロになると思われる。
また現在のWindowz市場は成熟しきっており、変化を望む人よりも変化を望まない人の方が圧倒的と思われる。このような市場において変化を受け入れてもらうには相応の価値を提供しなければならないが、少なくとも私にはWindowz 10がそれだけの価値があるように見えない。これは私個人の価値観だけでなく、私の周囲の人々(精々30人程度だが)の意見でもある。特に若い世代はWindowzに関しての興味は低い傾向があり、彼らにとってWindowzとは仕事や趣味の道具として使いやすいかどうかくらいのものでしかない。


結局のところ、Micro$oftによる今回の発表は消費者のWindowz 10への移行を煽るだけの大本営発表であると私は考える。
こうしたマーケティング手法が伝統的に一定の効果がある事は認めるが、Windowzに関してはどうなのだろう。

或いは、これから情報端末に触れる子供達への普及が未知数である事を考えるとどうかという見方もあるが、今回の大本営発表とはあまり関係が無いので除外する。



MVNOについて思うこと [ネットワーク]

スマートフォンの登場によって大きく様変わりした携帯電話

1994年にデジタル携帯電話サービスの新規参入が始まり、それまで事実上ドコモが独占していた携帯電話が他社の参入により買いやすくなった(当時は買うだけで10万以上した)。毎月2万(通話料込み)程度だった維持費も1万円以下にまで下がった。
私が初めて携帯電話を持ったのがまさにこの時であり、1995年に契約してから今年でもう20年間携帯電話を使い続けている事になる。

当初は維持費も高めで、以前より携帯電話を必要としていた人や目新しいモノに魅力を感じる人にしか普及しなかったが、その後競争原理の作用で基本料も当初の6,500円程度からどんどん下がっていった。その結果爆発的に普及し、今に至る。(昔の記憶が主な情報源なので不正確なところもあるかもしれない)


こうして昔を振り返ると、現在のスマートフォンの基本料が7,000円程度というのは1994~1995年のデジタル携帯電話黎明期とそれほど変わらないのだなあと思った。

だがガラケーの基本料が3千円前後まで下がっていた記憶がいまだ鮮明な事もあり、現在のスマートフォンの料金は高すぎると感じる。それに昔は設備投資や加入者数がほとんどゼロからのスタートだった事を考えると、スマートフォンの基本料はかなりのぼったくりである。

こうした「高すぎる」という不満を持つ人は少なくない。その証拠に現在のMVNO(仮想移動体通信事業者)による格安SIMが盛り上がっているのだと私は思う。


ところでそのMVNOだが、先日突然電話の通じなくなった友人が直接尋ねてきて(電話の事でなく別件で)、電話が通じない事を話すと電話を変えたと言われた。見せてもらうとASUSのスマートフォンにIIJのSIMを刺している様子。

そこで使い心地を聞くと一言、「悪い。」と言われた。
彼との会話の中で私がMVNOという単語を使うと、MVNOを知らないと言われた。彼はそれまでAUのスマートフォンを使っていたので、恐らくスマートフォンを安く使う方法があるとどこかで聞いて、AUと同じ品質のサービスがわずか1000円で利用出来るのだと勘違いしたのだろう。


はっきりいって、MVNOは素人には向かない。
私が調べた範囲ではそう断言できる。

音声通話は割高だし、かといってIP電話(050の番号で始まるやつ)で代替しようと思うと通常の音声通話回線と比べて安定せず音質が悪いので声が聞き取りづらい事もある。
データ通信も制限が多く、利用者が混雑する時間帯はキャリア各社のサービスと比べ明らかに遅い。データ通信に関しては、例えばDocomoが100人利用出来る帯域に100人の契約者をブラ下げる想定の運用だとすれば、MVNOの会社は1000人ブラ下げているわけで、いくらか帯域制限をかけたところで昼休み等のみんながスマートフォンをいじり出す時間帯になればまったく使い物にならないくらい遅くなったとしても不思議ではない(だから~社の通信が安定するというウワサが出ると皆その会社との契約に殺到する)。

他にもMNP出来てもメールアドレスは引き継げないとか、MVNOからのMNPが出来ない場合があるとか、家族割りなどの通話無料サービスが無いとか、他にも色々デメリットは多い。

さらに、特に困るのはヤクザなサービスの提供方法をしている会社が結構ある事だ。先に100人分の帯域に1000人と書いたが、それよりもさらに酷い会社もあり、そういう所と契約するとデータ通信がほぼ一日満足に出来ないという場合もある。


だが人によってはデメリット以上の魅力がある事は確かだ。
しかしそれはデメリットを十分に把握出来ていて、自分の利用方法と合致している事を確認している人のみである。少なくともメインで使っているスマートフォンやガラケーをおいそれとMVNOに移行するものではないと私は思う。

そんな事を考えている私は、ガラケーからスマートフォンに移行しようとする人にはとりあえずMVNOを勧めることにしている。一見矛盾するようだが、これは「現在使っているガラケーをそのまま使う」という条件付きだ。
こうすればスマートフォンがどういうものか知らない人が後になってやっぱりやめたいと思っても、払う授業料は安く済む。そしてスマートフォンのメリットが自分に必要なのか、必要ならMVNOのデメリットは自分にとってどうなのか、等を学び、納得した上でどういう選択をすべきかが判断出来るようになると思う。

まあなんにせよ、少なくとも現在のMVNOはロクなもんじゃない。
利用の仕方を間違えば必ずヤケドする。
情報収集能力があり、トラブルを自力で解決出来る能力がある人のためのオモチャ。MVNOは私にとってそんな存在である。

Windows 8以降はLFSのバージョン違いでファイルが消える場合がある [OS]

Windows 10について調べている内に、「Windows 7以前とWindows 8以降のPCでハードディスク(以降HDD)を相互利用するとHDD内のファイル消える場合がある」という問題がある事がわかった。

追記。Windows 8同士でもLFSの整合性が失われた場合(高速スタートアップが有効のままシャットダウンでHDDを外したなど)でもファイルが消える場合がある模様。

usb_hdd.png
Windows 7以前とWindows 8以降のPCでハードディスクを相互利用するとHDD内のファイルが消える場合がある

もう少し具体的に書くと、Windows 7以前で利用していたHDDをWindows 8以降のWindowsが動作するPCに接続すると、※LFS(Ver. 1.1)が上書きされる。そして上書きされた状態のまま再びWindows 7のPCにHDDを接続した場合、Windows 7ではWindows 8以降の新しいLFS(Ver. 2.0)が認識出来ないためエラーが発生し、自動的にエラーの回復(chkdsk)を試みようとするので、その時にファイルシステムが破壊されるようだ。

※LFS (Log File Service)
 NTFSフォーマットされたストレージ(HDD等の記録デバイス)で、ファイルシステムの不整合を修復するための仕組み。通常隠しファイルとして$LogFileというファイル名で記録されている。このファイルはNTFSにアクセスがある度に更新されていて、もし書き込みが正常終了しなかった場合はこのファイルの内容を元にエラーの修復をする。詳細はここhttp://ntfs.com/transaction.htm


この問題の発生にはHDDの付け外しが必要なので、主にUSBによる外付けHDDを利用している人が被害に遭いやすい。そして一旦被害に遭うとファイルの復旧は非常に困難であるようだ。復旧の成功率はケースバイケースで変わるだろうが、ネット上の情報を見る限りあまり高いとはいえない。


この問題に対処するにはいくつか方法があるので簡単に紹介しておく。


1.Windows 8以降のPCにHDDを接続したら正規の手段で取り外す事を厳守する

  USB HDDを外す時は必ず「タスクバー右のアイコンから安全な取り外し」で外す。
  使用中などのメッセージが出て取り外しが出来ない場合は、PCを一度再起動
  した後に再び試みる。


2.LFSの書換えを無効にする

  そもそもの問題がLFSの書換えに起因する。
  なので、レジストリを操作して「LFSの書換え」が起きないようにする。
  方法はregeditを起動して「HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet
  \Control\FileSystem\NtfsDisableLfsUpgrade」を開き、値を0から1に変更する。
  レジストリを変更したら、必ず再起動させる事。
  なおこの方法はなんらかの原因で元に戻る事があるそうなので注意が必要。


3.Windows 8以降のPCに対して「高速スタートアップを無効」にする

  高速スタートアップを無効にする事でシャットダウン時にLFS 1.1に書き戻されるようだ。
  この状態ならばシャットダウン後HDDを取り外しても問題が起きない。


以上。
なおこの問題はNTFS特有の仕組みであるLFSの互換性問題が原因で起きるので、FAT32やexFATでフォーマットされている事が多いUSBメモリーやSDカード等では発生しない。ただしデータの安全の為にはUSBメモリー等であってもPCからいきなり引き抜くのではなく、「タスクバー右のアイコンから安全な取り外し」を心掛ける事。


それにしても、このように重大な問題に対する情報があまりに少ない事に驚いた。
大多数の人は「Windows 7とWindows 8を同時に利用し、なおかつそれらの間でNTFSフォーマットされたストレージデバイスを使い回す」、というケースがないため問題に遭う事はない。だが少数の例とはいえこの問題で大切なデータを消失する可能性がある事を、Micro$oft社がなんの告知もしていない事に怒りを覚える。

ネットに出回っている情報も主にこの問題の被害者による発信で、Microsoft自身はITプロフェッショナル向けの「Microsoft TechNet」内にあるWikiでの情報公開に留まり、一般に知られるようにはなっていない。

私自身この問題に関しては不勉強を痛感している。
Micro$oftによる積極的な情報公開が無かったとはいえ、事故が起きてからでは取り返しが付かない。幸いにもWindows 8が登場してから2年以上、私自身がWindows 8の利用を避けていたためにこの問題の犠牲にはならなかったが。


なお、この問題についてさらに詳しい情報を求める方は、「windows8 ntfs」及び「Windows8 データ消失」等のキーワードで検索すると良い。

IE 7~11に重大な脆弱性、すでに悪用も [セキュリティ]

タイトルの通り、IE 7~11に重大な脆弱性が発見され、すでに悪用されている。

マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-093 - 緊急
https://technet.microsoft.com/library/security/MS15-093

この問題は自分自身が気にしなくても乗っ取られたパソコンが他人に被害を及ぼす。

人事と思わずに、即時アップデートを適用したい。

Windows 10はスパイウエアである事が確定 [OS]

昨日、この記事を読んだ私はWindows 10に対する信頼を完全に失った。

「Windows 10」のプライバシーとデータ収集--変わった点、注意すべき点
http://japan.zdnet.com/article/35068752/


元々Windowsそのもに過剰な信頼を置いていたわけではかったが、それでも生活の中で切り離す事が出来なくなったWindowsは、私なりに工夫してある程度は信頼できるOSとして利用していた。

そんな私がWindows8のダメっぷりに落胆し、次のWindows10が割と期待できそうだという前評判に多少の安心感を得、期待もしていたのは事実だ。プレビュー版でキーロガーが突っ込まれていたという事件も、製品版になれば削除されるのではないかという話で自分自身に納得させていた。


だが・・・製品版の発表と同時に“試用”を開始した私は疑念を持つようになった。
Windows10は、私がイメージしていたものとは違う、と。


その後試用を中止した私は今日まで情報収集を続けて来た。
その結果がコレだ。

それ以前からなにやら怪しさを纏う様になっていた事には実際の体験やこれまで読んだ記事の情報で気付いていた。それでも現在使用するWindows7はいずれサポートが切れる事を考えると、嫌でも新しいOSに期待せざるを得ない。だがこのニュースにより完全に裏切られた事を理解した。


そもそも「Windowsをサービスとする」事も問題だ。Windowsは永遠のベータ版から、ベータよりさらに完成度が低い“永遠のアルファ版”に成り下がった。どこもかしこも壊れているために常に手を加え続ける必要がある、という事が、「Windows=サービス」と表現する理由の一つであると考えられる。

まあ「サービス」の意味する核心はそういう事ではないのだが・・・


記事の冒頭を読むと、少なくとも

・Cortana
・OneDrive
・Bing検索
・Windows Store

これらのOSと統合された各種サービスが利用者の個人情報とひも付けられていて、利用者が何時どこで何をしたのか、全てMicro$oftに送信されている。検索をすれば当然検索に使ったキーワードも、だ。
Micro$oftはこれらのサービスを通じて集めた膨大な個人情報を使って金儲けをしようとしている。単にOSがストアアプリと統合したとかいうだけでも私は嫌なのだが、そのうえ個人情報まで商売道具として搾取されるという事には我慢が出来ない。


こうした私の懸念には、Micro$oftは営利企業なのだから商売として儲けようとする事に何が問題あるのか?という疑問や、過去のWindowsでもいくつかの例でそういう事があったのだから今更、と考える人も居るだろう。だが商売といってもやって良い事と悪い事がある。法的にダメと明示してない事なら何やってもいい、と確信する人には理解できないだろうが。


しかしだからといってWindows 10を利用しない事は出来ない。

とりあえず個人情報を一切含まない、入力しない、という環境を構築してテストしていくしかないか。



以下、記事の中で問題だと思ったWindows10の機能に関する記述の抜粋。


・これら機能の多くはMicrosoftにユーザーの個人情報を送信するようになっている。そして、Windows 10には現在のところ、「共有しない」というオプションを指定できる統一された場所がなく、共有可否のオプションの多くは、さまざまなメニュー内に散在している。さらに、使用中のコンピュータに関する一部の情報の共有や、システムの挙動について以前は設定可能なオプションだったものが、必須に変わっている。


・今までのWindowsであれば、ユーザーはこれらの機能(正確に言えば、過去の「Windows Live SkyDrive」や「Bing Bar」といった機能)をアンインストールできた。しかし今ではこの機能自体がOSの奥深くに埋め込まれている。


・Microsoftはプライバシーに関する説明で、「デバイスの位置情報や、スケジュールとして登録されたデータ、使用しているアプリ、電子メールやテキストメッセージのデータ、誰に電話をかけたか、連絡先、デバイスを使ってどの程度頻繁に連絡先とやり取りしているのかといったさまざまなタイプのデータを収集、使用する」と記している。


・Microsoftは裸が写った画像の保管を許しておらず、このポリシーに違反した場合、Microsoftアカウントが停止される可能性があり(中略)Microsoftは同社のサービス規約で、「本サービス全体を監視することはできず(中略)しかし、OneDriveアカウントに保持されているコンテンツは「PhotoDNA」の調査対象となっている。(中略)Microsoftアカウントが停止されると、ユーザーはOneDriveに格納したデータや、「Outlook」メールへのアクセスができなくなる


・Windows 10ではシステムの診断や利用状況に関するデータがMicrosoftに送信される。この動作は企業向けやサーバ向けの製品を除いて停止できない。また、このデータは「問題が発生した際に使用されていたドキュメントの一部を予期せずに含む可能性がある」


・Windows 10はデフォルトで、Windows Updateの配信を最適化するように設定されている。これはインターネット上のどのようなコンピュータにもアップデートを送信できるようにするものだ


追記:設定をオフにしても無駄らしい

Windows 10はプライバシー設定をオフにしてもMicrosoftのサーバにデータを送信していることが判明
http://gigazine.net/news/20150818-windows-10-privacy/



プライバシーバイザー [セキュリティ]

hito.png

最近は人の顔を認識するソフトウエアの開発が進んで、正面以外の角度でもある程度ならば問題なく個人の顔を認識出来るようだ。そしてその技術を応用して“顔パス”も出来るらしい。

この技術とGPSやWiFiを使った位置情報などを元に、SNS等にアップロードされた写真の中から無関係な他人の個人情報を入手する事も、現時点ですでに技術的には可能なのかもしれない。

無関係な他人が撮った写真がFacebookやTwitter等に掲載され、その写真に偶然写りこんだ自分の姿からありとあらゆる個人情報が盗まれる。或いは、カメラを内蔵した情報端末でカメラからの映像をリアルタイムで処理する事で、カメラの視界に入った他人の個人情報を盗む事が出来る。
そういうセキュリティリスクが、もう存在しているかもしれないそうだ。


このセキュリティリスクに対応する新しいデバイスが開発された、というのが以下の記事。


顔検出を防ぐ眼鏡、地域に根差す企業で商品化へ
http://eetimes.jp/ee/articles/1508/12/news020.html


これはメガネ型のデバイスで、これを装着する事で個人の特定を防ぐ事が出来るという。


近い将来、メガネ型のデバイスで往来を眺めているだけで、SFの世界にあるみたいな「顔写真に身長や体重、住所やその他詳しいプロフィール、趣味や犯罪歴等も含めた・・・」が道を歩く人から線が出てその先に表示される、なんていう時代になるのかもしれない。

16TBのSSD [ハードウェア]

先日SAMSUNGから16TBのSSDが発表された。

これはほぼ同時に発表された、第三世代V-NANDによる256Gbit(32Gbyte)チップを使ったもの。


単純計算で500個のチップが使われているはずだが、実際にはダイをワイヤボンディングで積層してメモリーモジュール当たり仮に20枚とすれば、25個のチップで可能な容量。
これなら中の基板を二階建てにすれば2.5インチのフォームファクタに収まるかもしれない。

Chip_nakami.png
ワイヤボンディングによる積層の模式図

予想価格は7800ドル(約97万円)との事だが、使いようによってはHGSTから出ている10TBの3.5インチHDD(10万前後?)を使うよりもトータルコストダウンになるのかもしれない。


それにしてもNAND FlashとSSDの進化が私の予想をはるかに超えてきて、HDDの優位がどんどん無くなっている事に驚いている。今の所はアーカイブ用途でHDD、データセンター等の読み書きが激しい用途でSSDという住み分けが可能だが、この先はどうなのだろう。

まあNAND Flashの寿命問題を考えるとコスト面も含めてまだHDDが終わる事はなさそうだが、精々5~6年でシステムを交換するようなケースでは寿命問題も関係無い。10年を超えるアーカイブでは磁気テープの方が有利だし、今後数年内にHDDの容量が劇的に上がる事がなければ5~6年でHDDは市場から追い出される可能性がありそうだ。

95%のAndroid端末が危ないらしい [セキュリティ]

最近Androidのメディア再生エンジン「Stagefright」に対する攻撃が問題となっている。
なんでもTwitterのリンクを踏んだり、動画再生するだけで端末が乗っ取られるらしい。

この問題がネットで出回り始めたのは私が知る限り2週間ほど前からのようだ。
しかしAndroidを提供するGoogleと、Android端末を販売する各社は現状で有効な対策を打てずにいる模様。


一応修正パッチは出ているようだが、その修正パッチが不完全であるうえに、修正パッチを施したアップデートは端末を提供している会社から受けるしかない。Googleが販売するNexusシリーズはすぐにアップデート可能になったようだが、サポートが遅れている端末やそもそもサポートが終わっている&事実上最初からサポートが無い端末はどうしようもない。

従って、Android端末を利用する人は動画ファイルへのリンクを踏む場合には端末が乗っ取られる事を覚悟しながら楽しむしかない。


私は以前よりこうしたAndroidのセキュリティ問題に対する脆弱性に危機感を持っていた。Windowsならばパッチの適用は簡単だが、Androidの場合はシステム全てを書換えなければならないうえ、パッチが適用されたファームウエアが提供されるかどうかもわからない。例え端末がサポートに多くの予算を割ける企業の作るものであっても、毎年新しい型が出るので1~2年でサポート対象外になるし、もしこうした問題に対処する能力が無い会社の端末を買った場合には、問題への対処を諦めなければならない。

まあWindowsと比較しても実際には50歩100歩な気もするが。
問題に対するサポートが非常に不安定という点では、Android端末はゴミと言える。


自分や他人の個人情報、ネットで利用する各種サービスの情報やID・パスワードなどが詰まっているスマートフォンが、こんなにも問題だらけのAndoroidで動作していると想像するだけで恐ろしい。


参考:
Androidのパッチは不完全? Stagefrightの脆弱性対応で批判
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1508/14/news045.html

BIOS(UEFI)というものについて頭を整理 [ソフトウェア]

パソコンを自分で部品を買ってきて組み立てる人にとって、“BIOS”という言葉は一般的だ。
この“BIOS”とは“Basic Input/Output Syastem”といい、コンピュータに電源を入れた時最初に実行するプログラムであり、パソコンの基板に搭載された128kbyte~1Mbyte程度のNOR Flash ROMに書き込まれている。だから、OSの入ったハードディスクやフロッピーディスクなどがコンピュータに接続されていなくても、コンピュータはBIOSに組み込まれたプログラムの機能の範囲で動作する。


ここでBIOSの基本的な機能を並べてみる。

1.ハードウエアのチェック及び初期化
2.各種インタフェースとの通信
3.イニシャルブートローダの実行

1の「ハードウエアのチェック及び初期化」は、文字通りの機能であり、CPUやメインメモリーを始め、これら以外にコンピュータに接続されるあらゆるハードウエアが正常かどうかチェックし、初期化していく。この段階でなんらかのエラーが検出された場合、エラーコードを吐き出してコンピュータを停止させる。

2の「各種インタフェースとの通信」は“Basic Input/Output Syastem”という名の通り、CPUに繋がるあらゆるインターフェイスと基本的なデータ通信をするための機能である。この機能は限定的ながらもハードウエアを使用するために必要十分なコマンドを扱えるため、OS側からBIOSの機能を呼び出して利用するという事も可能である。例えばWindowsなども各種デバイスドライバを読み込む前はBIOSの機能を使ってハードディスクからデータを読み出し、ディスプレイの表示を可能としている。(だからWindows起動画面は解像度が粗かったり使用できる色数が制限される時代があった)

3の「イニシャルブートローダの実行」は、Master Boot Record(以下MBR)に書き込まれたイニシャルブートローダを実行する機能で、この機能が無ければOSを読み込んで実行する事は出来ない。MBRとはディスクの先頭から512バイトの事で、ここに各種OSのイニシャルブートローダが書き込まれ、イニシャルブートローダによってOSが起動する事になる。


BIOSについて、これら以外の機能は基本的にオプション扱いである。
例えばPC/AT互換機でおなじみの“BIOS画面”。これはハードウエアの各種設定を可能にするユーザーインターフェイスだが、BIOSが登場した当初は存在しなかった。当時はハード的な“ディップスイッチ”による設定変更のみしかなかったのだ。
他にもオンボードで搭載するグラフィック、サウンド、USB、IDEやSATA等を制御するためのプログラムもオプション扱いであり、オンボードで搭載される各チップごと別途に組まれたプログラムをBIOSから呼び出して動作させている。
これは初期にBIOSを搭載したIBM PCが、CPUとその周辺のシステムバス以外のほとんどを拡張機能として提供していた名残である。(マザーボードには8ビット幅のISAスロットとキーボード用のコネクタしか存在せず、キーボード以外のデバイスは全てISAカードによる拡張で行われた)


さて、ここでUEFIの登場だ。
UEFIは“Unified Extensible Firmware Interface”の略で、BIOSの持つ基本機能(ハードウエアのチェックや初期化など)を核にさらなる拡張を目指して設計された“BIOSのようなもの”である。基本的な部分で実際やっている事はBIOSと大差ないが、拡張された部分に関しては従来のBIOSでは不可能な機能も多い。

そもそもUEFIはBIOSの拡張が限界に達した事で必要とされ生まれた規格である。
当初は“EFI”といい、IntelのItaniumというCPUを使ったシステムで必要とされ、IntelとHewlett Packardにより作られた。その後EFIを普及させるために標準規格として策定され“UEFI”となり、一般消費者向けのパソコンにも採用されるようになった。現在はx86系システムのほとんどがUEFIを使用していて、AppleのMachintoshシリーズもPower PCからx86に切り替わった時から採用する。

また、ARM系のシステムでも採用が進んでいて、Linux系カーネルがベースになっているAndroidも一部機種ではUEFIからブートローダを呼び出している。(これら以外のAndroid端末は、BIOSと同等機能のプログラムを含むブートローダーと呼ばれるファームウエアがNOR Flash ROMに書き込まれていると思われる)


しかし現在、UEFIに関するセキュリティ問題が出始めている。

BIOSには無かった柔軟性を持つUEFIは、コンピュータを動作させるために必要な最低限の機能以外にも様々なプログラムをUEFIの一部として提供できる仕様となっている。例えばプログラムサイズがNOR Flash ROMに収まるサイズであればゲームだって遊べる。そのためにUEFIを格納するNOR Flash ROMには大容量のROMが用いられ、大きなサイズのプログラムであっても余裕をもって格納できるようになっている。従って、ウイルスなども高機能なものを感染させる事が出来るのだ。
例えば、これはウイルスではないとされるがこんな例もある。

LenovoのPCにはBIOSレベルでWindowsのシステムファイルを上書きする
http://gigazine.net/news/20150813-lenovo-service-engine/

これはThinkpad以外の、いくつかの機種で採用されている「Lenovo Service Engine」というもので、UEFIに組み込まれ、Windowsのシステムファイルを書き換える機能を持つ。書き換えられたWindowsはパソコンの持つ固有情報や日時、地域情報などをサーバーに送信するという。

また、Windows8とWindows10にはOSからUEFIに実行ファイルを埋め込める機能が存在し、この機能によって例えばOSをクリーンインストールした場合でもUEFIからOEMプログラムのインストーラを呼び出してメーカーのサーバーからプリインストールソフトを自動的にダウンロード・インストールさせる、というような事も可能。

この機能を悪用すればパソコン内の情報を盗んだりウイルスを感染させたりやりたい放題出来るというわけだ。

・・・話が脱線した。

ともかくこのように、UEFIとは“非常に高機能なBIOS”という認識でかまわないと思う。

そして最後に、BIOSもUEFIも名称こそ違うが、要は“ファームウエア”であり、今の所は一部例外を省けば基本的にWindowsが動作するシステムだけで通用する言葉であり、これら以外で同等な機能を持つプログラムは単にファームウエアとかシステムROMとかブートローダーとか呼ばれているようである。
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