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USB Type-Cコネクタのピンアサインについて書いた記事の修正について [ハードウェア]

先日「通りすがりですが」様よりご指摘いただいた件について、私なりに調べが付いたので元記事を修正した。

USB Type-C コネクターピンアサイン
http://17inch.blog.so-net.ne.jp/2014-10-02

誤解を招く重大なミスを指摘してくださった「通りすがりですが」様に感謝すると共に、私の書いた記事を参考にしたくださった方々にはType-Cコネクタの理解について誤解を与えた可能性があり、深くお詫び申し上げる。

以下は修正したピンアサインの図。以後の説明の参考にしてほしい。

USB Type-C pin assign.png


さて、変更された記事の内容は元記事を読んでいただくとして、ミスの確認と記事内容の根拠となる USB.org よりダウンロード出来る資料より抜粋した記述と共にUSB PDとCC端子について説明したい。


以下、“USB Type-C Specification Release 1.2”より抜粋した内容


・“2.5 V CONN”より抜粋
 V CONN is independent of V BUS and, unlike VBUS which can use USB PD to support higher voltages, V CONN voltage is fixed at 5 V.
 V CONNはV BUSから独立しており、VBUSと違ってUSB PDが高い電圧をサポートするために用い、V CONN電圧は5Vで固定される。


・“Table 4-1 USB Type-C List of Signals”より抜粋

 CC channel in the plug used for connection detect, interface configuration and V CONN
 CCチャンネルは接続の検出とインターフェイスの設定及びV CONNに使用される


・“4.2.5 Configuration Pins”より抜粋

 Once a connection is established, CC1 or CC2 will be reassigned for providing power over the V CONN pin
 いったん接続が確立されると、V CONNピンの上のパワーを提供するためにCC1またはCC2 は再割り当てされる


・“4.5.1.2 Connecting Sources and Sinks”より抜粋

 a. USB PD communication over CC for advanced power delivery negotiation
 a. 高度な電力供給交渉(訳者注:電圧や電流の設定)のためのCC上のUSB PD通信



抜粋は以上。

英文の下に私の意訳を添えたがどうだろうか。

抜粋の内容について、まずはVCONNについての説明の内CCに関連する最も重要と思われる部分を抜粋したが、この説明によるとVCON(後に説明するがCCを再設定するとVCONになる)はUSB PDで5V以上の電圧をサポートするために用いられるようだ。

その下の抜粋はCCの説明をしていて、コネクタ同士の接続を検出し、V CONNにもなる事が書かれている。

さらにその下はCCがV Conに再割り当てされる事が説明されている。また、ここまでの説明からV CONNは単一の5V電源となるが、PLC(電力線通信)としても機能して通信も行うようだ。

最後の“4.5.1.2 Connecting Sources and Sinks”からの抜粋は、CCにオプション設定されているUSB PDの説明。ここにははっきりとCCで電力供給のための通信をすると書かれている。

ついでに別の資料(USB_PD_R3_0_V1.0a_20160325.pdf)に“USB Power Delivery Communications Stack”という図があったので、pdfより抜粋してここに掲載する。

USB_PD_Comm.png


というわけで、CCはケーブルと機器の接続を認識するための信号をやりとりするために使われるが、同時にUSB PDの電圧設定や供給可能な電流の設定にも使用される。

Texas InstrumentsのTPS25810というUSB Type-C電源コントローラの説明でも、「CCラインを介して、UFPに選択可能なVバスソース電流能力を通信します。」とあるので、Type-Cコネクタを使用するケーブルでUSB PDを利用する場合には必要な情報をCCで通信している事に間違いは無い。

一方で「通りすがりですが」様の指摘にあった“Power Deliveryは図の+5V(VBUS)を使って通信が行われます。”という部分については、CC端子の存在しないType-AやType-BコネクタでもUSB PDは使用可能という仕様なので、そのためのVBUSを信号線にも使う“PLC over VBUS”というものがあって、Type-C以外のコネクタでUSB PDを使う場合に限るがVBUSを使って通信を行うのは事実であった。

ちなみにCCがIDピンの拡張であるという指摘も正しく、私が図に書いた「USB Power Delivery Communication」という説明は機能の一部しか説明していない(しかもオプション扱いの方)ので重大な誤解を招くという意味で正しくなかった。この間違いに関しては元になった説明図のCCに関する記述が多くて、目に付いた「USB Power Delivery Communication」以外を削除して書いた可能性がある。

なんにせよ間違いは間違いであるので、修正前の私の書いた記事を見た方々には申し訳なかった。



追記。

PLC over VBUSについての説明を、資料からの原文と私の意訳と共に書く。
(注記:PLC over VBUSという言葉自体は、USB PDの資料の中では使われていない造語と思われる)


資料とした「USB Power Delivery - 1.0 Introduction」によると以下のような説明になっている。

・Enables voltage and current values to be negotiated over the USB power pins
 (電圧と電流の設定はUSBのパワーピンで通信して決定する))
・Work equally well with USB 2.0 and USB 3.0(USB 2.0 と USB 3.0で使用可能)
・Existing cables: up to 7.5W(既存のケーブル:最大7.5W)
・PD-aware cables: up to 100W(PD対応ケーブル:最大100W)
・Over V BUS only, no data line usage or reliance(データ線は使わず、VBUSのみ使用する)


PD対応ケーブルでは、5V 2Aの10Wから20V 5Aの100Wまで、5つのプロファイルが設定されている。

肝心のPLC over VBUSについては下図を見てほしい。

PLC over VBUS.png

図にある通り、VBUSを電力供給と通信の両方に使う。
日本国内で一般家庭向けに策定された、AC100V線を使うPLC(Power Line Communications)も考え方としては同じだ。


さらに追記。

PLC over VBUSの説明に使った図に「Plug identification」という線が出ていて、これが何なのか疑問に思って調べていたら、USB_PD_R2_0 V1.2 -20160325.pdfという資料の中に、Type-A及びType-BコネクタでのUSB PDの情報が見付かった。

資料によると、USB PDに対応するType-Aコネクタには10~13番まで端子が4本増やされていて、10,11番端子がUSB PD対応ケーブルの判定に使用される。Type-Bコネクタの場合は10番端子のみ増設され、この端子でUSB PD対応の判定を行う。
つまり、従来のType-A及びType-Bコネクタ及びA/Bコネクタケーブルではこの端子が存在しないので7.5Wまで、増設された端子が存在するType-Aコネクタ及びType-Bコネクタを持つ機器とケーブルの組み合わせでのみ、最大100Wの電力供給が可能になるようだ。

USB_Type-AB_PD.png
資料中にあった図面より引用。左がType-Aで増設された10,11番端子、右がType-Bで増設された10番端子の位置を示す。(赤丸で囲って引き出し線で番号を振っている)

Type-Aに増設された残りの12,13番端子はレセプタクル(つまりメスコネクタ)のみに存在し、プラグ(つまりオスコネクタ)が刺さっているかどうかの判定に使われ、オプション設定で他の機能(Cold socket applicationとなっている)にも使われる事になっている。


また、当然だがUSB PDで電力供給されていても通常のUSBとしてデータ通信は可能。
例えばUSB PD対応のハードディスク(例えば3.5inchとか)などをUSB PD対応ケーブルでUSB PD対応機器のコネクタに接続すると、ハードディスクの読み書きも出来る。



セレナの自動運転機能搭載車が発売される [雑談]

昨日書いた記事から、自動車つながりで今日は自動運転機能搭載自動車の話。


日産が自動運転機能を搭載したクルマを今年8月に発売する。

「自動運転機能」車を初投入 日産がミニバンを選んだ狙い
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/1274032/

以下、元ネタの記事からの抜粋。


・日産自動車が、自動運転機能を搭載したミニバン「セレナ」を2016年8月下旬に発売する

・高速道路の単一車線を走り続ける場合にアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御する

・運転手がハンドルから一定時間手を離すと警告が出るなどして自動運転は解除される


という事で、速度のみ維持するオートクルーズの自動化を、ブレーキとハンドル操作にまで拡張した感じのようだ。


自動運転については似たものとしてすでに高い実績のある技術が存在する。それは航空機の自動操縦装置や機体制御技術のフライ・バイ・ワイヤであり、フライ・バイ・ワイヤに関しては自動車であればドライブ・バイ・ワイヤとでも言うのか。

自動車の場合アクセルに関してはすでにアクセル・バイ・ワイヤが市販車に搭載されているし、ハンドルやブレーキにも自動駐車機能など一部自動運転機能として同様な装置が搭載されているが、要はこれらが航空機に搭載された技術と同等の完成度であれば機械的な信頼性は十分に思う。

しかし障害物が基本的に他の飛行物体(鳥とか飛行機、場合によって地形などもあるが)しか存在しない航空機と違い、地上を走る自動車は障害物だらけの道路を走る。しかもその障害物の一部(人や他の自動車など)は移動もするから、ある意味航空機よりもはるかに高度な周辺状況の確認及び運転操作の機能が必要だ。

なので、センサー技術とセンサーからの情報を分析・判断するソフトウェアの技術に非常に高度なものが必要になることに加え、車載コンピュータのハードウェアとしての信頼性も単に故障しにくいとかだけでなく熱や振動や各種汚染物質からの保護や耐性を持たせたものでなければならない。耐用年数も通常のパソコンよりはるかに長くなければならず、しかもコンピュータが故障した場合に安全性を確保する機能まで備える必要がある。

ちなみに、~・バイ・ワイヤというのは、操縦者の操作を機械的な伝達ではなく電気信号に変換してからコンピュータ制御を仲介させる事で、高度な補正機能と共に場合によっては操作の自動化をするものを指す。
自動車の場合故障した場合を考えて安全策としてハンドルとブレーキを機械的な直結を維持した上でモーターやアクチュエータなどによる操作を介在させると思われるが、モーターやアクチュエータが誤動作したら人力でそれに逆らう事には無理がある。航空機の場合は周辺に障害物がほとんど無いし、誤動作があっても操作系統が多重化されているので切り替えによるバックアップで難を凌げるかもしれないが、自動車の場合は恐らく即事故になる。


まあ機械的な故障ならば、故障を検知したら自動操作を物理的に停止する装置を自動運転とは独立した装置として取り付ければ良いかもしれない。だが、ソフトウェアのバグはどうか。過去の記事で何度も書いているが、ソフトウェアのバグを取りきるのは難しい。ましてやWiFiなどの無線通信で他のコンピュータと接続出来るのならば、機能的には問題の無いバグであっても外部からの操作を可能にするものであれば車載コンピュータを乗っ取り、誤動作させる事も可能である。

これはフィクションなどではなく、すでに自動運転機能を搭載した自動車を外部からリモートで動かす実験も行われ、それが可能である事が証明されているのだ。


自動車を開発・販売する各社は、現在必死になって自動運転の研究開発をしているが、コンピュータセキュリティの専門家にはセキュリティに関する開発が遅れているという指摘がされている。
現在自動運転車でなくても無線ネットワーク機能を持つコンピュータを搭載した自動車は数多く市販されているが、そのいくつかの機種では簡単に車載コンピュータを乗っ取る事が出来るという実験まで行われているので、同じシステムを搭載したものであればその全てが同様に乗っ取る事が可能と言うわけだ。

乗っ取られた結果がエアコンやワイパーの遠隔操作程度なら笑い話で済むかもしれない。
だが、自動運転車であれば外部から操縦して事故を起こす事が可能なので、自動運転車は犯罪やテロを計画する者にとっては非常に便利な道具となる。やろうと思えば運転手が不要な自動送迎車として使う事も可能であるので、犯罪やテロを成功させる障害が下がる事は確実だ。


走るパソコンとなっている現在の自動車は自動運転の機能を獲得するに至り、パソコンの抱える多くの問題までをも内包する事でそれが命の安全に直結する問題になった。
機械的なバグはある程度目に見えるのでバグ取りも比較的容易だが、コンピュータのソフトウェアはそうもいかない。

この問題に対して各社はどんな解答を出してくるのか。
8月末にも発売されるという、日産のセレナがどんなものか注目したい。



追記。

自動運転機能が完璧であっても、自動運転から手動に切り替わった時が一番危ない。
自動運転に慣れた人間の運転技術や危機管理能力は、全て手動のクルマに慣れた人より確実に落ちる。
その辺りの問題を、自動車メーカーや自動運転を推進する立場の人達はどう考えているのか。
完璧な自動運転でハンドルすら付いていない自動車を使用する事が前提というのなら話は違って来るが。
今後はそういう一面にも目を向ける必要があると思う。



Appleが自動車開発の方針を変更するかもしれない [雑談]

AppleがEVを開発しているという話が聞かれるようになって結構経つが、そのAppleが車体開発よりもソフトウェア開発に注力するように方向転換する可能性があるらしい。

Appleの自動車開発に変化の兆候か?自動車本体からソフトウェアにシフトする可能性が報じられる
http://gigazine.net/news/20160729-apple-car-software/


EVの開発について、「売っている部品を組み立てるだけで作れるので家電屋でも生産できる」という話をどこかで見たが、それは大きな誤りだ。

詳細は省くが、車体開発が如何に難しい作業であるかはわかる人にはわかるだろう。

そしてそれは開発費にまったく不自由しないAppleであっても同じ。
ヘッドハントで技術者をかき集めたとしても、自動車の作り方を知らないAppleではそう簡単にはいかないのだ。


こうした方向転換には私個人納得がいく。
何故なら、EVそのものがまだ出始めであって、しかもネットワーク化や自動運転なども盛り込む事もあるので、車体以上に車載コンピュータとソフトウェアの開発に労力が必要だと思われるからだ。

そもそもEVは100年前に内燃機関を動力とする自動車よりも普及していた時代があった。
単に動力を電気モーターにするというだけならば、基本構造を100年前のものから変化差させる必要は無い。問題なのは制御に複雑なコンピュータシステムを載せようとしている事であって、これが開発を困難にしている。


Appleはコンピュータ屋であり、EVに対するビジョンは車体そのものに対してはデザインイメージくらいしか持ち得ない。それに対しネットワーク化や車内アプリケーションに関しては明確なビジョンがあるはずで、手探りの車体開発よりも先にソフトウェアをやっつけようとするのは当然の成行きだと思う。


ソフトバンクのARM買収による影響 [ハードウェア]

今日、こんな記事を見つけた。

ソフトバンクの「ARM」買収が半導体業界に与える不安と怖れ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1012708.html

記事では主に、ARM系のプロセッサを設計・製造する会社の技術者などが以下の心配をしているという事について説明がされている。

以下記事からの引用。

 “怖いのは、ソフトバンクグループがARMの親会社となることで、ARMが中長期的に変質してしまうことだ。現在のARMに対して半導体業界が抱える懸念は概ね、下記の5つである。”

1.ライセンス料金およびロイヤリティ料金の値上げ
2.ARMからソフトバンクへの情報流出
3.ARMが定期的に公表している財務情報の隠蔽
4.ARMが定期的に公表している技術情報の隠蔽
5.ARMの技術開発速度の低下(あるいは基幹技術者の流出)


ARMはライセンス販売をする会社なので、ライセンスを購入する会社の機密情報が集まる。
これにより、ソフトバンクによる業界への悪い影響が最も心配なところのようだ。

もしこうした懸念が現実となったら、最も被害を被るのは消費者である。
端的にいえば、現在コストパフォーマンスが高いARM系プロセッサの、コストパフォーマンスが落ちるという事。値段は今と同じでも性能が落ちて使い勝手も悪くなる可能性が考えられる。


一方で、現在ARM系チップに支配されている分野に対して、他社のCPUが採用されるチャンスが増えるという期待もある。

私が技術者ならば、ソフトバンクに支配された会社のCPUは捨てて、他のCPUを採用したくなる。
もしそういう感情が現在ARM系CPUをコアとしたプロセッサを製造する会社にも生まれたとしたら、後釜に納まろうとするところが出てきてもおかしくはない。

つい最近モバイル分野への投資を大幅に縮小したIntelが再び攻勢に出るかもしれないし、日本製の有力なCPUコアであれば日立(現ルネサス)のSuperH系にもチャンスはある。


個人的にはSuperH系の復権を心から望んでいる。

SuperH系はガラケーや家電、車載用などを中心に現在でも広く使われているため、十分な投資が行われればIoTで今後需要が高まる低性能・超低消費電力なチップに採用される可能性は高いし、頑張ればスマートフォン用だって開発できないわけではないと思う。なによりもリスクが高い高性能プロセッサについては、ARMのように自社で生産しないでライセンスのみ販売するようにすれば投資も比較的少なくて済む。

もしSuperH系がそうなれば、ソフトバンクによってARMが凋落したとしても私としては嬉しい。


ルネサス SuperH RISC engine ファミリ
https://www.renesas.com/ja-jp/products/microcontrollers-microprocessors/superh.html

ルネサス、「SH-Mobile Gシリーズ」の成果を公表
http://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37620.html

Windows7だとIntel 100系チップセットのUSBが使えない話 [ハードウェア]

友人に頼まれて、最新のIntel製システム(Core i7 6700 & Z170チップセット)で組んだPCにWindows7をインストールした。

本人が元々持っているWindows7をインストール後、無料アップグレード期間内にWindowz10にアップグレードして欲しいという依頼だった。


ハードはもう既に形になっているため、ただOSを入れれば良いはずだった。

しかし、Windowz7インストール中にドライバを要求される。
そこでマザーボードに付属のCDよりドライバを選択。最初SATAドライバかと思ったら蹴られたので、ならばUSBかと突っ込んだところPCがフリーズしたようになった。しかしどうもフリーズには見えない。USBに問題があるのかと電源を落とし、PS2のキーボードとマウスに交換したら難なくインストールが進行した。

その後デスクトップを拝める場面まで来ると、USBの問題が本格的になる。
パソコンに付いている全てのUSBポートが使用不能だからだ。
今回は手持ちの内蔵用ハードディスクにASUSからダウンロードしたWindowz7用のZ170チップセットのUSB3.0ドライバをコピーして、そのハードディスクをSATA接続してドライバをインストールした後に漸く使えるようになった。
(マザーボード付属CDにはWindowz7用のUSBドライバが存在しなかった)


この件についてネットで検索をかけると、どうやら最新のチップセットであるIntel 100系ではUSBがWindowz7に対応していないらしい。しかしそれならば汎用のドライバで動いても良いのではないかと思う。

一体何が問題でこのような事になったのか。

考えられるのはチップセットにUSB2.0専用のホストアダプタが存在せず、USB3.0から派生したUSB2.0しか無いという事だ。そうなるとコネクタがUSB2.0専用であっても、USB3.0用のドライバが必要になる。

ネット上の情報ではこれを不具合と勘違いされているケースもあったが、これではそのような勘違いも仕方が無いと思う。


結局のところ、Windowz7はすでに過去のOSになってしまったという事だ。
まあインストール時にWindowz7用のUSB3.0ドライバを用意するか、もしくは自分でUSB3.0ドライバを組み込んだWindowz7のインストールイメージを作成すれば良いのだが。


すでにMicro$oftは過去のOSで最新のシステムをサポートしないと宣言している。
あと3年半弱あるWindowz7の延長サポートだが、この期間新たに最新のシステムでパソコンを組み立てる必要があるというのならば、こうしたケースを想定した準備が必要になるという事だ。


ポケモンGO8か条とやら [セキュリティ]

ポケモンGoについて、“8か条”とやらが書かれた記事を発見した。

それでも「ポケモンGO」やりますか? やるならやってはいけない“8か条”
https://thepage.jp/detail/20160725-00000009-wordleaf


記事曰く、


【その1】歩きスマホ、ながらスマホはするべからず

【その2】民家に不法侵入するべからず

【その3】神社、病院で遊ぶべからず(ついでに言えば一部例外を省き公共性の高い場所全てが同様)

【その4】立ち入り禁止場所に立ち入るべからず

【その5】盗撮・迷惑行為はするべからず

【その6】貴重品を手放すべからず

【その7】偽アプリ、詐欺アプリに手を出すべからず

【その8】夢中になりすぎるべからず


・・・アホかと。


8か条の全てが、いちいち言われなければわからないのか、と思う事ばかり。
それどころかそもそもポケモンGoなど無くても常識的で至極当たり前の事だ。


何故こんなものがわざわざ記事になるのかといえば、そうしなければならないほど問題が深刻だからだ。

要するに「ポケモンGoのプレイヤーはいちいちこんな事を言われないと人様に迷惑をかけてしまう愚か者」と認識されているという事だ。

しかも、一部の者達はこんな幼稚な注意を受けてさえ迷惑行為をやめられないし、場合によっては逆ギレするという、3歳児以下の反応を見せてくれるのだから呆れて物が言えない。


まあ、分別も付かないお子様には必要な注意ではある。



参考:

Pokemon GOに潜む危険
http://blogs.mcafee.jp/mcafeeblog/2016/07/pokmon-go-b709.html


夏休みの子供のデバイス利用について、多忙な保護者のための5つのアドバイス
http://blogs.mcafee.jp/mcafeeblog/2016/07/5-f190.html


Zenは実質来年から [ハードウェア]

複数の情報源によるニュースから、Zenの年内入手がほぼ絶望的だとわかった。

一応年内発売は変わらないようだが、Zenは元々サーバー向けのCPU。
AMDとしては、サーバー向けに注力していく方針で、デスクトップ用は限定数が年内に流通するということだ。
限定数となれば恐らく、秋葉原辺りでも年内に数えるほどしか販売されないと思う。

本格的に流通するのは来年からという話も出ているが、私のような地方在住の者が普通に買えるだけの流通量になるのは早くても春頃か。
いずれにせよ第4四半期投入という言葉は当初私が予想した通り、実質来年以降という事になった。


それにしてもZenを使ったAPUの話はどこへ行ったのやら。
正直初物はちょっと怖いので、とりあえずAPUでもいいか、なんて思っていたりもするのだが。

過去にあったPhenomの件もある事だし、ある程度情報が出揃うまで待った方が良いのか?


こういうモノは買うタイミングというのがある。

タイミングを外すと物欲が急降下するので、どうせ遅れるならもういつでもいいや、という気分に。


まあ慌てず騒がずに、ゆっくり待つしかない。


こうなる事を知っていて責任回避か [ソフトウェア]

日本国内でもサービスが開始されたポケモンGo。

私を含め多くの人が懸念していた通り、日本でも事故や事件の原因になっている。

私は先日ゲーム製作会社にも責任があるはず、とブログに書いた。
しかし、開発元のナイアンティック社は恐らく何が起きるのか調査・検討したうえで、責任回避のための規約を作成、ゲームをプレイするには規約を承諾する必要があるため、プレイヤーは同社の責任回避に同意した事になっているために、このゲームに関わる訴訟を起こしにくくなっている。

「ポケモンGO」利用規約に仕組まれた"ワナ"用意周到に「責任回避」が準備されている!
http://toyokeizai.net/articles/-/128679

要するに何が起きても全責任はプレイヤーにあると誓約させられているわけだ。

もちろんゲームを楽しむためには、周囲に気を配って他人の迷惑にならないようにする責任はプレイヤー本人にある。

しかし、実際プレイ中にそんな事を気にする事が可能だろうか?

もし可能ならば、事故など起きないはず。

実際気を配れている人は起こしていないだろうと思われるが、必ず一定のバカが存在するため、このような社会問題になっているのだ。


私が思うに、過去に同様のゲームが出てこなかった理由はそこにあると思う。

現実社会に与える影響を考えれば、ポケモンGoのような危険なゲームを開発など出来ないからだ。

しかしナイアンティック社はそれをやった。
責任回避のための、用意周到な規約まで用意して。


私は「ポケモンGoそのものには罪は無い」と考える。

しかし、現実にこのゲームが原因の不幸が多数起きている。
ある人は「今までもスマートフォンそのものが原因の事故や事件が起きているのに何を言うか」という意見を言っていたが、それとこれは別問題である。

何より今までスマートフォンの使い方に気をつけていた人までもが、ゲームに夢中になるあまりそれまでやっていなかった歩きスマホや自動車の運転中にスマートフォンを凝視するなどをやるわけだ。

そのうえ分母の数が多い分、バカをやる人数も増える。
今までスマートフォンを持っていなかった人が、このゲームのために買い求めているというニュースもある。
問題の本質は危険度の高さだ。 拘束時間も普通にSNSなどでメッセージをやりとりするよりもずっと長いはず。 それまで屋外ではたまにしかスマートフォンに触らなかった人までもが夢中になっている。

そうなる事をナイアンティック社は知っていて、ゲームが原因で事故や事件が起きる事を承知していた。

ゲーム製作会社及びプレイヤー自身による自制が期待出来ない以上、これはもう法律で縛るしかないと思う。






発想は良いのだが [ネットワーク]

Facebookが世界中にネットを届けるWi-Fiドローン「Aquila」の実機がついに初フライトに成功
http://gigazine.net/news/20160722-facebook-aquila-first-flight/

この手の記事は過去に何度も読んだが、実現可能かどうか以外に気になる事がある。

それは、こうした「空飛ぶ通信設備」の墜落だ。


どれだけメンテナンスフリーにしたところで、機械はかならず消耗するし故障も起きる。
空を飛ぶものならば尚更、事故を防ぐために定期的なメンテナンスは不可欠だ。

それがどの程度徹底できるかで事故の発生率は決まる。


しかし事故率をいくら下げたところでゼロには出来ない。なのでやること全部やったとしても問題になるのが、万が一墜落した場合の被害だ。

あんなにでかい物体が、高度2万メートル前後から落下するなど、想像しただけで身の毛がよだつ。
この手の事業を行おうとする組織が、その辺りどう解決していくのか興味がある。


それからもう一つ気になるのが電波の資源。
WiFiに割り当てられた帯域は有限で、アクセスポイントが密集した場所ではロクに通信出来ないというのはよくある話。

人口密集地域で使うわけではないとはいえ、他のWiFi機器との電波干渉なども含めてどうなるのか私には予測できない。技術的には色々解決方法があるとはいえ、周波数帯域という資源は一つしかない。有線ならばケーブルの本数を増やせば事実上無限に端末との同時通信が可能だが、電波の場合はそういうわけにはいかない。

解決策の一つとしてだろうが、ドローンと基地局との通信はレーザーで行うらしいが。
雲が遮蔽物になる場合どうなるのだろう。

当然冗長性を持たせているから、基地局と通信できるドローンが1台でもあれば、ドローン同士で通信する事で回線を維持できるのだろうが。

その場合は帯域が狭くなるとかなりそうだ。



F35のソフトウェアがバグだらけという記事を読んで [ソフトウェア]

アメリカ軍が開発する戦闘機「F-35」の制御プログラムはバグだらけで改修に多くの費用と時間がかかる見込み
http://gigazine.net/news/20160504-f35-buggy-software/

少々古い記事だが、この記事で私が注目するのは「コンピュータソフトウェアとバグは切り離せない」という現実だ。


昨今のコンピュータ事情は大規模化・複雑化が進んでいる。
もちろんこうした現状をなんとかしようと単純化も進められているが、現実は焼け石に水状態だ。


私の過去の経験から言わせてもらえば、コンピュータプログラムのバグは設計段階から存在し、実際にコードを書き始めると人的ミスで増殖し、膨大なコードの全てを把握できる人間は皆無であり、バグ取りのためのツールを駆使したとしても完全にバグを消し去る事はいまや不可能な作業となっている。

現在のソフトウェア開発はバグがあってもとりあえず仕様を満たす動作さえすればOK、という基準で出荷される。しかもそのOKは恣意的に操作され、実際には基準を満たさないケースが後を絶たない。

GIGAZINEの記事になっているF35の件ももれなくそのケースの一つであり、IoTという言葉が走り回る現在、想像される未来はこのF35の現状となんら変わりが無い事が現実であると認識すべきだ。


つまりコンピュータプログラムには、デザイン上・設計上・プログラミング上・運用上・他色々の「バグ」が必ず存在し、これらがあらゆる人間の“想定外のトラブル”を起こし、場合によっては取り返しの付かない災害に結びつく可能性が大きい。

そしてこの問題はシステムの規模が大きくなると指数関数的に増えていく。
同時に対処も難しくなっていく。もちろんコンピュータの操作を廃したバックアップシステムがあれば、問題をある程度回避する事は可能だが、そういう手段を取れるものは限られる。

特にF35のような兵器であれば、予算の上限は民間のそれをはるかに上回り、テストに費やすリソースもずっと多く、しかもダメとなれば潔く中止にも出来る。

だが、IoTの場合はどうだろう?
限られた開発費と少ない開発リソースで製品を開発そなければならず、バグ取りすら満足に出来ないケースがどれだけある事か。
その結果少しでも開発費を回収するため、或いはつまらない自尊心のために、結果がどうなるかわからなくても“理解したと妄想に浸る”事で暴走に等しい見切り発車をするだろうし、ITバブルの前後に代表される過去にもそういう例は枚挙に暇が無い。

しかも問題は作る側だけに留まらないのがこの問題をより複雑化させている。
要は使う側が理解できないまま、なんとなく使うのでそれが原因でトラブルが発生する事も増えるからだ。


コンピュータデバイスがありとあらゆる場所で使われ始めている現在、様々な理由でそれらが分断されている事は幸運かもしれない。
もしこれらが統一された時、それは人類にとって終末の始まりになるのかもしれない。


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